江戸時代より代々当主が「中山恒三郎」を襲名し、酒類・荒物雑貨・呉服太物、やがては醤油・塩・煙草などを扱い、また地域のリーダーとしての役割も担ってきた中山恒三郎商店の横浜市認定歴史的建造物として認定された店蔵、書院など、また当家のみならず川和村からの地域の歴史を伝える膨大な古文書について、横浜市歴史博物館、横浜市開港資料館で調査・資料の保管・整理をすすめています。その中で、現当主である中山 健氏の一般に広く公開したいとのご意向により、第2回の公開となりました。
中山恒三郎家 店蔵の夕景
店蔵外壁・瓦を点検している様子
【資料整理】木椀の清掃 まだまだたくさん・・・、暑い日も寒い日も。
【資料整理】撮影のために皿を並べる様子。 撮った写真は、資料整理カードを作るのに使います。
【資料整理】染付便器を清掃
【展示】書院での展示と観覧の様子
【展示】諸味蔵での収蔵展示と観覧の様子
【展示】諸味蔵で資料の解説。お話は尽きません。
麹室の外観
【公開講座】「中山恒三郎家資料整理の現在とこれからー民俗資料編ー」 小林 光一郎氏 於:川和町内会館
【パフォーミングアーツ】コンテンポラリーダンス。 書院から登場
園庭中を使ってのダンス
紅葉も美しい庭の中腹に飾られたお花
中山家現当主へ、お庭でインタビュー。 懐かしく楽しいお話がありました。
続いては、サクソフォン・クヮルテット、美しい音が広がりました。書院より見た様子。
お庭のお花のデコレーション
中山家の庭園と書院「松林甫」。かつての幕臣である松浦氏に譲り受けた菊の苗に改良を加え、やがては「川和の菊」として改良を加えていき、天覧会も催され、この庭園を舞台に大いに賑わっていました。
ダンスと音楽を満喫した後は、お花のお菓子とお茶を手に、お庭で歓談
【公開講座】「中山恒三郎家資料整理の現在とこれからー古文書編ー」吉田 律人氏 於:川和町内会館
開催
2019年11月28日(木)〜12月10日(火)10:00〜15:30 *12月2日(月)は休止 現地公開ミニ展示 ・資料現場の公開
11月30日(土)13:00〜14:00 公開講座「中山恒三郎家資料整理の現在とこれからー民俗資料編ー」
12月8日(日)13:00〜14:00 公開講座「中山恒三郎家資料整理の現在とこれからー古文書編−」
12月1日(日)12:00〜(開場 10:00)「Flowers〜舞踊と音楽と食の総合芸術〜」
会場
ミニ展示:中山恒三郎家書院座敷、資料整理作業現場の公開:中山恒三郎家諸味蔵
公開講座:川和町内会館
運営
出演者・講師等:「中山恒三郎家資料整理の現在とこれからー民俗資料編ー」 講師:小林 光一郎(横浜市歴史博物館学芸員)「中山恒三郎家資料整理の現在とこれからー古文書編−」 講師:吉田 律人(横浜開港資料館調査研究員)「Flowers〜舞踊と音楽と食の総合芸術〜」舞踊:熊谷 崇・江上 真子 サクソフォンカルテット:高橋 龍之介・廣瀬 明日香・織田 和優・福田 恵真 お菓子:山崎 孝子 フラワーデコレーション:大迫 真奈美
主催:横浜市歴史博物館 よこはま地域文化遺産デビュー・活用事業実行委員会
協力:(公財)横浜市ふるさと歴史財団 横浜開港資料館 横浜都市発展記念館 よこはま芸術プロジェクトPASSAGE
特別協力:(有)中山松林甫
後援:横浜市都筑区役所
見学無料 *「Flowers〜舞踊と音楽と食の総合芸術〜」のお茶とお菓子は有料
参加者:来場者513人 講演会75人